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2022年11月18日 千葉モノレール千城台駅の近くにある大草町に「大草 谷津田いきものの里」というのがある。
谷津というのは、丘陵地帯が侵食されて出来た谷状の地形のことで縄文海進という海面の上昇した時期には入り江になっていたそうだ。そして海水が後退したあと、湿地となった谷津を水田に利用したのが谷津田である。ここ大草の谷津田には自然観察路が整備されていて、自然観察の散策ができる。湧水があり、棚田があり、水路があり、そして森と林があるのは、まさに里山の原風景です。 谷津田保全事業 千葉市の原風景である谷津田の自然は、水田や雑木林等における農的な営みとともに育まれ、自然の多様な生態系や自然的景観を残してきたが、農林業の衰退に伴う耕作放棄等により、谷津田の荒廃が進んできた。
そこで、平成15年7月に「千葉市谷津田の自然の保全施策指針」を策定し、市内63箇所の谷津田から
25地区の保全対象モデル候補地を選定した。そのうち15地区は「千葉市谷津田の自然の保全に関す
る要綱」に基づき、谷津田等保全地区として土地所有者と保全協定を締結している。平成27年度には、「再見直し」により3地区を追加している。 課題(1)一部の谷津田において、宅地開発が進み土地が改変されている。 課題(2)保全協定締結対象区域隣接地において、自然再生に向けた市民活動等が積極的に行われている区
域がある。 課題(3)新たに地役権が設定されたこと等の理由により保全協定の締結が行うことができない土地が発生して
おり、改めて保全協定締結対象区域の確認を行う必要がある。
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