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2023年11月29日 JR静岡駅で降りて駿府城の見学に行きました。
慶長8年(1603)征夷大将軍となった家康は江戸幕府を開き、慶長10年(1605)将軍職を秀忠に譲り、翌11年(1606)より駿府城の修築に着手し、慶長12年(1607)に本丸が完成しますが、同年12月失火焼失してしまいます。直ちに再建に取り掛かり、慶長13年(1608)本丸御殿完成、慶長15年(1610)天守を完成させました。元和2年(1616)家康が没したのち、寛永元年(1624)、秀忠の息子の忠長(家光の弟)が城主となりましたが、寛永8年(1631)5月に、忠長が甲府(高崎)に蟄居を命ぜられ、駿府城の城主は不在となり、幕末まで城代が置かれました。明治維新後は荒廃したまま放置されていました。戦後、駿府城は静岡市が所有することとなり、駿府公園として整備され、静岡市民の憩いの場として親しまれてきました。最近になって発掘作業が進んでいるようですが、当時の石垣が出てきたことで、文化庁の方針で石垣の保存を優先するので、本丸の再現は実現しないようです。隣に県庁舎があり、高層階から遺跡がながめられ、ついでに富士山も眺められました。
次にバスで移動して日本平に行きました。駿河湾の眺めが素晴らしいところで、眼下に東照宮のある久能山とはロープウェイで繋がっており、徳川家ゆかりの刀剣、鎧を展示する博物館が併設されていました。
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