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2017年4月17日
日蓮宗総本山の久遠寺境内には、樹齢約400年のし
だれ桜が2本あり、大きく垂れ下がる枝いっぱいに淡
いピンクの花が咲き誇る様子は圧巻で、風格ととも
に優美さも感じさせます。身延山は多くの枝垂れ桜
だけが植えられておりますが、久遠寺が創建された
のは鎌倉時代の14世紀頃でしょうから、しだれ桜は
江戸時代に植樹されたことになります。坂道や参道
に咲くしだれ桜は小ぶりのものが多く観光用に近年
になって植樹されたようでした。久遠寺は本山です
ので檀家やお墓はなく、日蓮の墳墓と修行道場があ
るだけですので今は観光収入と寄進で成り立ってい
るようです。観光用斜行エレバーター、ロープウェイ
(標高差760m、乗車時間7分)を乗り継いで奥乃院の
ある身延山(標高1153m)の展望台からは僧侶の修
行の場である七面山(1982m)、鷹鳥山(1036m)だけ
でなく南アルプス、甲府盆地そして富士山も眺めら
れました。
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