身延山久遠寺
2025年5月_________________________ 2017年4月_____________________________
2025年5月25日
昨夜から身延山の樋坂坊に宿泊し朝4:30起きで身延山本堂で行われている「おつとめ」勤行(5:15―6:15)を見学し、信徒に混じってお焼香までして信者らしき気分になりました。それから、雨降りで滑りやすい256段の急勾配の階段と男坂を下り、さらに親鸞のお墓にお詣りし、古の草庵跡を見学してから宿坊に戻り7:00から朝食をいただきました。精進料理と呼ばれるものらしく肉類はあっても味付けはなく、穀物、野菜、種、海藻、豆腐、湯葉が主要な食材でした。その後、身延山大学の教室に移動して、前日に引き続き9:00―11:45まで仏教と輪廻転生に関する講義を受け、レポートを提出し、宝物館を見学してから、ようやく解散になりました。宝物館には漢字で書かれたお経の展示が数多くありましたが、さっぱり分かりませんでした。その後、せっかく来たのでロープウェイで身延山山頂(1153m)まで行きましたが霧が立ち込めていて展望はなく、仕方ないので奥の院思親閣を見学してから、下りのロープウェイで降り、麓は晴天であることを確認してから帰途につきました。
2017年4月17日
日蓮宗総本山の久遠寺境内には、樹齢約400年のしだれ桜が2本あり、大きく垂れ下がる枝いっぱいに淡いピンクの花が咲き誇る様子は圧巻で、風格とともに優美さも感じさせます。身延山は多くの枝垂れ桜だけが植えられておりますが、久遠寺が創建されたのは鎌倉時代の14世紀頃でしょうから、しだれ桜は江戸時代に植樹されたことになります。坂道や参道に咲くしだれ桜は小ぶりのものが多く観光用に近年になって植樹されたようでした。久遠寺は本山ですので檀家やお墓はなく、日蓮の墳墓と修行道場があるだけですので今は観光収入と寄進で成り立っているようです。
観光用斜行エレバーター、ロープウェイ(標高差760m、乗車時間7分)を乗り継いで奥乃院のある身延山(標高1153m)の展望台からは僧侶の修行の場である七面山(1982m)、鷹鳥山(1036m)だけでなく南アルプス、甲府盆地そして富士山も眺められました。