|
2023年5月20日 京王線府中駅で降りて、地元の方の説明で府中を散策しました。府中は奈良時代に武蔵国府が置かれたことで国庁跡、大國魂神社があり、中世には鎌倉街道の要衝として宿場町が形成され、江戸時代には甲州街道の宿場町として栄えた古来よりの歴史と伝説に満ちた街並みです。駅前には源義家の像があります。平安後期に蝦夷征伐の折に立ち寄ったのだそうです。大國魂神社はくらやみ祭りで地域の結束を示すことで有名です。府中競馬場の近くには馬霊塔がありました。昔から良い馬の産地だったようです。多摩川三十四ヶ所観音霊場第三十三番札所高安寺は平将門の乱を制した藤原秀郷が始めたとされ、奥州に行く源義経と弁慶が立ち寄り大般若経を書くための硯の水を汲んだという伝説がある井戸がありました。分倍河原には鎌倉幕府を倒した新田義貞の像が作られています。府中は説話と言い伝え、伝説に満ちた国府のあった宿場町でした。
|