銚子照葉樹林
2020年11月____________________________________________
2022年11月____________________
銚子海岸
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2022年11月8日 照葉樹林(タブノキ林,スダジイ林,アカガシ林)
おもに関東より西にみられる常緑広葉の自然林です.現在,神社仏閣の周りに「鎮守の森」として残っているのがそれで,人間が切り開く前は関東から九州までの低地を広く覆っていたと考えられています.林内では昼間も薄暗く,樹木が密に茂っています.低地ではスダジイが卓越しますが,丘陵地ではカシ類(アカガシ・ウラジロガシ等)が増え,沿岸部ではタブノキが多くなります.これらの木は,厚くテカテカ光る葉をもつことから照葉樹とも呼ばれています.これは葉の表面に発達したクチクラによるもので,ヨーロッパなどの常緑樹にはみられない特徴です.このような照葉樹林帯における焼畑農耕文化として始まったのが縄文文化である,とされることから,照葉樹林は日本文化をはぐくんだ自然として注目されています。 「心揺さぶられる照葉樹林の観察」 銚子電鉄の本銚子駅近くの沿岸傾斜地の照葉樹林はマテバシイとタブノキです。 ・マテバシイはブナ科マテバシイ属に属する日本固有の常緑広葉樹。かつて薪や炭を作るために植栽されたものが野生化した結果、現在では房総半島から沖縄まで広い範囲の沿海地に見られる。ドングリは生で食べることもできる。 ・タブノキは幹が真っすぐに伸び、樹高が最大30m、直径が3.5mにもなることから、古代の丸木船を作るのに使われました。タブノキは耐潮性に優れ、地下に海水が浸入するような土地や波打際でも育つ。葉をちぎれば特徴的な香りがあり、かつては蚊取り線香代わりに使われることもあった。また、樹皮にはタンニンを多量に含み、これを煎じた汁は染料となり、八丈島の絹織物「黄八丈」を樺色に染める。 銚子電鉄の犬吠駅近くの君ヶ浜南部の砂地の照葉樹林はクロマツです。
・クロマツ古くから防風・砂防のために植林がおこなわれ、人の手で管理され、青々としたマツ林として人に愛されてきました。しかし、近年ではマツ枯れがすすみ、落ち葉かきや下草刈りが行われなくなった結果、林床が富栄養化して、植生が移り変わってきています。 銚子電鉄の戸川駅の海岸線の海を守る大杉神社の照葉樹林はビャクシンです。 ・ビャクシンは海岸の岩場や崖地に自生し、生命力の強さを表現する盆栽として栽培されることが多い常緑針葉樹。長枝、老木の下枝は針状になりやすい。材は暗い紅褐色。緻密で耐久性が高く、建築、器具、家具、鉛筆、彫刻などに使われる。芳香があり、俗に白檀と称して香木に使うこともある。 東国三社の周りの鎮守の森はスダジイです。 東国三社とは息栖神社、鹿島神宮、香取神宮ですが、いずれの鎮守の森にはスダジイが植えられています。スダジイは幹や枝が分岐しやすく、ブロッコリー状の樹形になる。いわゆる「鎮守の森」を形成する代表的な樹種です。
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2020年11月9日 この日は銚子で一番の老舗の醤油屋「ひしお」に行き醤油作りの講義を聞きました。醤油のことを昔はひしおといったのだそうです。それから銚子漁港を見学しました。それから妖怪博物館、飯沼観音を見学しました。何故妖怪博物館があるかというと利根川の河口には昔は河童が住んでいたのだそうです。それから銚子電鉄に終点駅まで乗ってみてから、銚子電鉄がつくったお化けの出る映画を見ました。銚子電鉄は路線が短く、客も少ないので経営が大変なので映画作りをしたのだそうです。 |