|
2024年6月9日 この日は車で川古温泉近くまで行き赤谷川に沿った林道歩きを楽しみました。林野庁関東森林管理局赤谷森林ふれあい推進センターの所長に赤谷の森の生態について説明していただきました。(公財)日本自然保護協会の職員の方から生物多様性の復元、持続的な地域づくりを目指す赤谷プロジェクトの活動状況を説明していただきました。しっかり蛭対策をしていたのですが、帰ってみたら右肩に大きな出血があり、蛭が上着を抜けて首の付近から侵入したようです。仕方がないので着ていたもの全てを洗濯しましたが、蛭に吸われた箇所は瘡蓋とかゆみが残っています。 赤谷の森は自然環境が変化に富み、人と森林の関わり方も多様です。森の入口から主稜線までの標高差はおよそ1400m。周囲を囲む岩峰と奥山に広がるブナ、ミズナラ、トチノキ等の自然林、標高の低い地域には人工林や、かつて薪炭林だったコナラ林が広がります。希少種であるとともに生態系のアンブレラ種であるイヌワシ、クマタカ、ツキノワグマなどの生息地にもなっています。利根川の上流域にある赤谷の森は、地域の重要な水源の森であるとともに、首都圏の水源にもなっています。また、歴史ある温泉が点在し、エリア中央部にはかつて交通の要路であった旧三国街道が通じており、古くから人びとと深く関わってきた森林です。
|