パラフィールド センターハウス
2007年のパラフィールド・パラグライダースクールの体験記録のです。スクールは2月の誕生日(2/16)に卒業しました。これでノービス級パイロットライセンス(pilot1とも言う。)を得て、パラフィールドの中でしたらフリーフライヤーになることができました。即ち、インストラクターの指示なしで、自分の判断でフライトできるようになりました。卒業の条件としては、テイクオフして安全に滑空ができること、ランディングが安全にできることでした。しかしこのフライト技術だけでは長時間のフライトはできません。パラフィールドの場合はテイクオフとランディングが標高差で100mしかなく、最小沈下速度の時速10km/hとしても、1km先のランディングポイントへは、まともに滑空しただけでは5分もすれば着陸してしまいます。楽しい空の散歩という訳には行きません。それで途中で遊んで旋回などをすると、高度が落ちてしまいランディングポイントまで到達できづ、藪沈し、あげくは藪からの脱出し、山登りして再フライトになります。これがフライトしているより労力はいるし、時間はかかるし疲れるしで、なかなか楽しめるまでにいたりません。どうしてもフライト中にサーマル(上昇気流)を見つけて、それに乗りソアリングする技術をマスターしなければなりませんでした。

パラグライダー

パラグライダー
パラグライダーはフォローの風では飛べない。2−4m/secぐらいのアゲイストが良く、強すぎても弱すぎても危険がある。ソアリングには風を選ばねばなりませんが待っていてもどうしようもない。上手な人は、確かに長時間飛ぶ技術をマスターしているようです。

滝知山のテイクオフ

滝知山のテイクオフ
もともとパラグライダーを立ち上げ(ライズアップ)したら、風に乗って、1.5m/secで下がりながら平均滑空速度20km/h程度で移動するものなので、操作するには、風向きと山の傾斜具合、ランディグポイントの配置で、飛びやすさが決まってくる。長時間飛び続けるためには上昇気流を捕まえなければならないが、サーマルが発生する天気、風向き、フライト場所を見つけねばならない。フライトではサーマルはいつも期待できるものではないので、リッジの山頂に向かう上昇気流のあるポイントへ最小沈下速度で早めに到達し、そこで斜面上昇風の上昇成分の一番効率の良い斜面の頂上近くから風上に向かって上方に伸びている範囲内で8の字旋回を続けて揚げるのが良いようだ。揚げたら同じ場所に留まらず偏流修正飛行で別のリッジに移動する。このときのフライトは最小沈下速度になるように揺れを少なくし、風が強いようならアクセル使うのも良いでしょう。これをマスターするために5月の連休に合宿して頑張ることにしました。
フライト atobesan flight
5月の連休には前半、後半に分けて合計6日の合宿(すなわち、強化合宿であるが、車中泊にて参加)を組みましたが、あいにくと風に恵まれず、飛べたのは1日だけ。この季節は薫風が吹いて、上空から眺めると新緑が映え、所々にツツジが咲いていたりして、肌には心地よいのですが、パラグライダーには気まぐれな風のシーズンでした。まさに三寒四温の延長をを体感してしまいました。ソアリングのマスターについては、もう少し時間がかかりそうです。