テクオフの頭上安定 パラフィールドは強風、センターハウスの吹流し
5月は連休の前後を含めて8日行って飛べたのが1日(67分)、6月は2日行って0、7月は4日行って0、8月も2日行って0、9月は9日行って飛べたのが3日(110分)、10月 6日行って, わずかづつ5日(85分)、こんなものである。飛べる飛べないは天候に左右され、雨はだめ、曇りで霧が出るとだめ、風のない日は晴れであろうと、曇りであろう、飛べても、いわゆるブットビでは面白くないし、練習にもならない。風があっても1.5-3mぐらいの東風でないと具合がよくない。これが西風だとフォローになって、離陸、着地にスピードがつき過ぎ危険であり、フライト中でもコース選択が不安定で危険なため飛べない。東のアゲンストで3-4mぐらいがフライトとしては高度が稼げるし面白いのだが、技術が稚拙な者にはエリア管理者が飛ぶのを許可しない。事故でも起こされたら迷惑だというのだろうが、事実強風の中での立ち上げとフライトは難しい。これにはテイクオフ時に頭上安定が出来なくてはならない。グランドハンドリングで機体(キャピノー)を頭上安定させるには、吹いてくる風に、体重移動とブレーキコードの操作で安定させ維持するテクニックは習得できるものである。最小は小さめの練習機(ライト)でやってみて、まずは後ろ向きで機体を見ながら安定させ、次に前向きで機体を見ずに維持し、最終的には安定させたまま移動して、更に風が強く上がり易い場所に行ってから立ち上げる。これが練習をつめば、コツがあり出来るようになるのだから不思議であった。

ブットビ

パラフィールドは風なし
パラグライダーは風が弱いと面白くない、そのような時はブットビになるが、旋回しようが、ターンしようが見る見るうちに高度が下がってランディングまで届かなくなることがある。このような時はリッジで上げようとしても、山の斜面の風が弱いのでどうしようもない。結局フライトは出来ても初心者練習にしかならないので、適当に退却するのが良く、風を捨てるの感覚を身につけた方がよい様だ。
しかしテイクオフして数分後、何故だが揺れが大きくなり、対地速度(グランドスピード)も速くなり、そのうちに全く前へ進まない、いや、それどころか少しずつ後ろに流されることがある。そのような場合は、アクセル踏んで後ろへ流れるのを止め、翼端折りで降下するしかない。私は怖くなって、ブローがきたときにレスキューを投げたことがあります。
風の急変はいつでもやってくる。:テイクオフ後、周囲をよく観察すれば強風の前兆がわかったはずである。テイクオフしたらまず周りをよく見て、強風の兆候がないか確認するようにしています。

ランディング

パラフィールドのランディングエリア
怪我とか、故障が多いのはランディングの時のようである。テイクオフは風が強い時のそれを含めて、慣れてくると、どのような風、どのような立地状態かが分かっているので無理をしなければ、大きな怪我にはつながらない。フライト中はまだ多くの経験があるわけではないが、機体が安定していれば然程の恐怖は感じなくなってきている。しかしてランディンは難しい、見方によっては30km/H程もスピードがついていて、地上の風がどのようになっているかをあらかじめ予感できないのに機体を失速させ、強風の最中を安全に着地させるには、さらなるテクニックが必要になる。強風の時のランディングは余り練習の機会はないのだが、学習した結果は以下の通りである。

まづランディングエリアの上空に行き360度旋回をして、風の向きを肌で感じて見極める。ランディングエリアにある吹流しで風向きを見れば確実である。そうしたら風下に移動しアゲインストの方向に対して直角になるようにして180旋回をして高度を落としてゆく。進入に適当な高度になった所でランディングのセンターに体重移動で正確に向けて、事前にフレアを効かせて十分に高度とスピードを落としておき、進入方向を変えないようにしてフライトを伸ばす。ブレーキはあくまでスピードが落ちたのを確認してから引く。従ってランディングエリアにはある程度の高度を保って進入し、機体の操作に余裕を持たせ、更にウインドグランジェント(着陸地面上の風が弱まるため対地速度が急に上がること、ブレーキを引き過ぎていると突然高度が落ち地面に落下する危険がある)に注意を払わねばならない。着陸時に駆け抜けるのが良いようだが、足に負担がかかってしまう。
フレアー:着陸時に体重を前方に移動させ、ブレークコードを軽く引き込んで機首を上げ、対気速度を落とし、スムースに着陸させる動作。

ランディングアプローチは、風下で8の字ターンして高度処理するのが基本です。やむを得ずのアプローチでフォローを背負った180°ターンは危険です。フォローからのターンだと旋回がなかなか始まらないため、ついよけいにブレークコードを引きがちになり、ターン後半の対気速度が低下するため機体の張りがいつもより弱く、沈下も大き目で、エアインテークからの空気の入りが悪いためラム圧が低下し機体が潰れやすくなる。ランディング寸前なので高度が低く、もし潰れたら機体が回復する前に地面に突っ込んでしまいます(失速=ストール)。このような場合は、フォローからのターンは可能な限り半径の大きい、バンクをかけないゆるいものにする。万一の潰れによる落下に備えた体勢(お尻から落ちないようにハーネスから起き上がり、足を出す)をとる。