脊柱管狭窄症を患ったことがあると友人のO医師に相談メールしたら返信がありました。 「典型的な症状は間欠性跛行(Intermittentent Claudication)というものです。この症状を呈する疾患は脊柱管狭窄症と下肢動脈硬化症による血流障害です。動脈硬化症による血流障害の場合は立ち止まると症状が軽快しますが、脊柱管狭窄症の場合は立ち止まっただけでは改善せず座ったりして背骨(椎骨)のアライメントが元に戻らないとふくらはぎの痛みは改善しません。又、動脈硬化症による場合は足背の動脈の触知で左右差が認められます。私も以前に、脊柱管狭窄症になりました。冬場にテニスをしている時に腰の真ん中辺りに重感を感じましたがその後暫くして、100m位歩くとふくらはぎの痛みが出て立ち止まる状態になりました。動脈硬化のリスクファクターは喫煙以外になく、足背の動脈を触れても左右差がなく立ち止まっただけでは良くならなかったので、脊柱管狭窄症を疑い整形外科医にMRIを撮って貰い診断がつきました。この場合は背屈をすると悪化するのが特徴との事でしたので腹筋を鍛えて4週間位で良くなりました。」 このような詳細説明のメールいただいたので早速返信しました。 私は、昨年11月に脊柱管狭窄症を発症して、左足が痺れ腰が痛くて、一時は動けなくなりました。しかし頑張って速歩と朝晩の足腰のストレッチを繰り返した結果、4か月ほどで 治りました。テニスもできるようになっていますが、再発が心配なので、ストレッチは毎日続けています。医師に対抗する気はないが、いろいろのお世話になるのは良いものです。それで治療経過を日記にしていたのでメールしたが、返信はありませんでした。 11/19 テニスをしたが、腰痛で途中リタイア、 腰痛で医院に行き、レントゲンから脊椎管狭窄症と診断される。リハビリは腰の牽引とウォターベッドでの背面全身マッサージ。 筋力強化を維持するストレッチが良いと指導される。 11/28 痛みが激しく、休んでも回復せず、走れず 12/5 サウナ、湯治では顕著な効果は現れず、自転車こぎ、プール、エステバスを始める。かな。り強固なトレーニングになっているようで、連続でやると翌日がつらい 12/11 朝起きると立てないほどに痛い。1〜2時間ほど経過して午後になると軽減するので、背筋トレーニング、腹筋トレーニングはいくらでもできる 12/30 布団を固くしたので、背筋が寝ていても伸びるようだ(硬直するようだ)。背中を丸くして、下肢をかかえる運動が背中の局部を刺激するようで効果がある。水中歩行、プールでの平泳ぎ、自転車こぎ、・・痛みが出ない運動は腰に負担がかからずに効果的のようだ 1/22 朝から動けなくて朝食の時に苦労した。その後リハビリに行ってから少し楽になる。運動をすると翌日の痛みは激しいのが、それに耐えて運動を続けるようにしている 1/31 プールに出掛けて水中歩行。駆け足ができるようになってきたので速歩をした 2/2 朝起きた時が痛く、しばらくは動けない。9時頃にリハビリに行き、湯治に出かける 2/25状況分析はこのくらいで止めることにした。朝方の痛みは軽減したが痺れは残っている。 しばらくはリハビリに通わなければならないし、スクワットも続けなくてはならない 何故、脊柱管狭窄症を発症したかは分からない。体が老化していることは確かだが、パソコンの姿勢が前屈、前かがみになっていて姿勢が悪かったようなので、これについては直しました。運動不足なようなので速歩、テニス、スキー、ストレッチ、スクワットに励みました。 だがそれだけで改善したとは思えません。加齢による体の変化は確実に起きています。これからも何が起きるかは分からないが、変化には敏感であって早期治療に努めたい。また3カ月のリハビリを経験にして、再発が恐ろしいので、しばらくはリハビリを日課にしてゆくことになるだろう。 脊柱管狭窄症を発症してみて分かったことは、頼りになるのは友人たちからの助言でした。経験に基づき助言してくれるので大変参考になりました。それとNHKの健康講座は普遍的なことが指導、解説されていて教科書と併せて読むと、とても参考になりました。かかりつけの医者に行き、リハビリに通いましたが、早く治したいなら手術しかないと指導するだけで、腰に効くという栄養剤を施薬してくれました。それや、これやで約3ヶ月で何とか回復しましたが、たいていは2〜3年はリハビリを続けなければならず、しかも約半数の患者は痛みに耐えきれず手術を選択するようです。私の場合は、幸いに普段から運動していたので、痛みに耐えて背筋の強化運動ができたこと、出歩いたり、湯治に行ったことの効果があったような気がしています。それと日記をつけていたので、体調分析ができ、痛みの進行具合が分かり、対処療法が行えたことかなと思っています。 |