秘湯を訪ねる会一口メモ                         2008.10 桂田、2012,6 跡部

 

宿泊

年月日

場所

県−温泉−宿

宿代

 

参加

人数

テニス

           コメント

1

1994.6.25

新潟−蓮華温泉

白馬岳蓮華温泉

     ロッジ

千円

グリーンスポーツの森

所々ひび割れた手入れ不十分なハードコート

北アルプスの中腹。標高1600mに点在する露天風呂は野趣満点。

朝日岳を眺めながらの「仙気ノ湯」は天候にも恵まれ最高!

2

1995.9.30

新潟−逆巻温泉

川津屋

11千円

津南町営テニスコート

手入れされた綺麗なハードコート

山あいの道中からそこはかとなく漂う秘湯感は山腹にへばりつくように建つ宿で実感。料理は地の物。タイルの湯船は小さく風呂場全体も狭い

3

1996.10.19

群馬−沢渡温泉

まるほん旅館

12.5

  千円

13

 

宿近くの河川敷

ペンペン草が生えた全く手入れがされていないコート

内風呂は階段を降りた左右振分けの形の異なる湯船。天井は吹き抜けで全体的に工夫した面白い造り。総檜張のよい香りが湯殿を包む。

4

1997.3.29

山梨−西山温泉

慶雲館

16千円

光源の里温泉

ヘルシー美里

宿泊客優先の綺麗なハードコート。森にこだまする乾いた打球音が心地よい

この場所には不釣合と思えるほど立派な宿。湯殿、料理、部屋、客対応等全て水準以上。但し値段もよい、今回は期間限定のサービス価格でもこの値段。泉質の良さで知られる奈良田温泉は更に奥に入った突き当り

5

1998.4.18

群馬−法師温泉

長寿館

12千円

10

 

猿ヶ京町営

この辺りでは珍しいオムニコート。しかし前日の雨の影響でボール弾まず30分程で切り上げる

 

関越道月夜野ICから程近い所。宿を始め周辺の雰囲気は秘湯感たっぷり。アーチ窓の湯殿は明治時代を偲ばせる。風呂底の玉石の間から源泉がコンコンと湧き上がる湯加減は絶妙。宿も風呂全体の雰囲気も一押し。旧国鉄フルムーンポスターでも知られる

6

1998.11.21

長野−角間温泉

岩屋館

12千円

11

 

真田町文化会館

テニスコート

普通のハードコート

石造りの露天風呂は小雪の舞う中、震えながら入った赤茶けた色の湯は加減も丁度よく真田一族の隠し湯らしくいかにも薬効がありそう

7

1999.5.15

岐阜−新穂高温泉

槍見館

12千円

13

 

中尾高原スポーツ園地

コート到着後無常の雨、テニス断念

露天からの槍ヶ岳の眺めを楽しむはずが土日共に雨にたたられ槍どころか何も見えず、荒天の露天風呂とあいなった。誰か行いの悪い人がいたか?(星さん初参加)

8

1999.11.6

栃木−奥鬼怒温泉郷

加仁湯温泉

12千円

11

 

川俣運動公園

「一柳閣」からネット借用

 

 

 

マイカー進入禁止の奥鬼怒温泉郷だが、ここ加仁湯は大勢の客でごった返し興をそがれる。しかし周辺は宿の喧騒がうそのような静寂が支配。さすが秘境中の秘境「奥鬼怒」ならでは。早起き徒歩の日光沢、帰りがてらの八丁ノ湯をハシゴ。手白沢は遠路につきまたの機会か

9

2000.5.13

 

 

 

栃木−塩原元湯温泉

大出館

10千円

11

 

塩原運動公園

湯治場風の様々な風呂が楽しめる。

“墨の湯”は真っ黒な温泉でいかにも薬効がありそう。秋田は後生掛温泉の泥風呂のようだがここは薄くサラッとしている。露天は見晴しのよい高台の場所で、風呂から眺める新緑が目に優しい(古海さん初参加)

10

2000.11.3

新潟−駒の湯温泉

駒の湯山荘

 9千円

12

 

ゆ〜パーク薬師

運動公園

 

 

冬季閉鎖のランプの宿。閉鎖直前に宿をとる。ランプの宿といえば青森の青荷温泉を思い出す。風呂は3つ程あるがどれもぬるい。夏なら丁度よいかもしれない。饒舌な宿のおかみさんは東京深川の出身。夕食の山菜料理を懇切丁寧に説明してくれた

11

2001.6.2

 

福島−甲子温泉

旅館大黒屋

12千円

10

 

キョロロン村

到着したとたん予期せぬ雨。待つこと40分、天気好転し陽も射してコートコンディション一気に回復

 

12

2001.12.8

 

群馬−川中温泉

かど半旅館

10千円

11

 

吾妻町総合グランド

途中道を間違え30分遅れで到着。宿の若女将が子供と一緒に笑顔でお迎え。隣のコートでは女子中学生が軟式を楽しんでいた。

和歌山「龍神」、島根「湯の川」と並ぶ“日本三大美人の湯”。美肌効果があるらしい。そのせいか宿の若女将は色白の美人。野天風呂はかなりぬるめ。美人湯とはいえ泊り客に若い女性はいないようだった。夕食は郷土料理の“おきりこみ”が出たが全体的に料理はもの足らない。

13

2002.6.15

 

栃木−奥湯西川温泉

平の高房

13千円

10

 

鬼怒川レジャー公園

6面を有する広々としたコート。しかし我々以外には誰もおらず閑散としていた。

“秘湯宿”に入会して1年程の宿。母屋の他に民家風の離れが二棟、広い敷地の時代的な雰囲気。我々集団は貸切りの“閑静亭”へ。露天風呂もしつらえてある。夕食は砦料理と言われる炉端焼きが出る。竹の筒に入れた日本酒がすすむ。

14

2002.12.14

静岡−湯ヶ野温泉

福田家

12千円

10

 

端戸山テニスコート

コートそのものは普通のハードコートだが清掃が行き届いていない。小生、コート脇のぬかるみに足をとられて転倒。

初の伊豆巡りは川端康成ゆかりの宿。どっしりとした木橋を渡った川沿いの建屋は周りの雰囲気に溶け込む静かなたたずまい。玄関脇の小上がりに映画「伊豆の踊り子」の写真が展示。田中絹代から山口百恵へと当時の銀幕を代表する女優達。地階にある浴槽はすべすべした伊豆石造り。壁に点在するタイルの図柄は骨董風で浴場のほの暗く静かな雰囲気に合っている。文豪も気に入ったか

15

2003.10.25

長野−中房温泉

中房温泉

15千円

15

 

穂高総合体育館

テニスコート

3面を有するきれいなオムニコート。

偶然にも大沢親分の講演会に遭遇、テニス以外の9名はそちらに流れる。親分に「喝」を入れられたか

 

初のフルメンバー。湯量と湯船の数が自慢の宿。宿に入るや否や主人が全員に温泉マップを配り力の入った説明。我が集団途中人数追加のせいか部屋割りは飛び飛びになった。内湯〜露天と思い思いに湯船のハシゴを楽しむ。夕食は事前に予約した地熱料理「鶏の蒸焼き」が膳を飾る。特注してよかった。これが無いと寂しい夕餉であった。

16

2004.6.19

長野−鹿塩温泉

湯元山塩館

13千円

11

 

大鹿村大西テニスコート

4面を有するハードコート。倉庫からネット等の備品を取り出してセットアップ。2面使用

隣接するグランドと共に我々以外は誰もおらず閑散としていた

その名の通り、宿営業前は「山塩」の製塩業をしていたそうだ。天然記念物「鹿塩塩泉」の立看板のある所は、源泉12℃の冷鉱泉。沸かして湯温を上げているので入浴時間は夜10時迄という条件付。強食塩泉は身体にもよい。夕食には山菜、川魚、鹿肉等地のものが出た。食後は提灯ぶら下げて蛍狩り。

17

2005.6.4

 

栃木−大丸温泉

大丸温泉旅館

14千円

13

 

那須町中央テニスコート

5面を有するクレーコート。あいにく前日の雨と今朝からの霧雨模様の天候でコート使用禁止となった。急遽NEC直営保養所「那須リゾート」内テニスコートの使用を電話交渉しOKとなるも現地に向う途中、雨が降り始めテニス断念

 

雨でテニスができず、又立ち寄り湯も行かなかったので、宿には午後2時到着。部屋割り4++5のはずが宿側の手違いで4+++2となり宿泊料増となってしまうところをフロントに掛け合い、当初の1人14千円オールで決着し事無きを得る。

露天風呂は期待にたがわぬ野趣溢れる源泉かけ流し、川をせき止めてつくられた大小3段階の風呂はまさに“川の湯”なるべく人の手をかけず自然のままの姿が残されているのが嬉しい。泉質は透き通った単純泉。夕食は手の込んだ上品な懐石風料理1品ずつ出てくる。女性が好みそうだ。その中にあって那須牛入りの野菜鍋がボリューム感を出している。味もなかなか良い。

18

2005.11.5

長野−小谷温泉

山田旅館

11.2

  千円

10

 

グリーンスポーツの森

11年前の蓮華温泉の時と同じ場所。

綺麗なオムニコートに変わっていた。好天にも恵まれ森の中でのテニスは最高

深い山あいにたたずむ木造3階建ての宿。玄関先に大湯元の看板が目に入る。加温も冷却もしていない源泉掛け流しの完全放流。飲泉もでき、少し鉄味がする。そのせいか湯船は茶色に変色。打たせ湯のある内風呂は独特の雰囲気をかもしだしている。夕食は山の幸、海の幸と種類も多く、この宿泊費でこの料理は満足できる。

19

2006.6.3

福島−鷲倉温泉

鷲倉温泉高原旅館

12千円

12

 

あずま総合運動公園

広々とした公園の一角に位置する12面を有するハードコート。他のコートも使用され稼働率はよさそうだ

標高1200mに位置する高原の宿。最近改装したそうで玄関が広く部屋も小綺麗だ。内湯、露天合わせて4ヶ所とも完全放流。接客、食事内容、料金共々バランスが良く秘湯宿の面目躍如といったところ。今回和田会長たってのご指名宿。

20

2006.11.18

栃木−奥塩原温泉

渓雲閣

15千円

12

 

塩原運動公園

ハードコート3面。

所々のひび割れと落ち葉の散乱が目立つ。後から男女8人のグループがやって来た

宿の立地環境は他の宿等も多く格別の秘湯感はない。しかし近くの共同浴場「むじなの湯」、「寺の湯」はなかなか風情がある。共にかなり熱い。宿の内湯と露天は逆にぬるめ。いずれも白濁の硫黄泉である。

21

2007.6.2

 

長野−中の湯温泉

中の湯温泉旅館

 

13.8

  千円

15

 

乗鞍レクレーションセンター

体育館に隣接するハードコート4面。

コートコンディションは良い。倉庫に大量のテニスボールがあるのには驚いた

 

 

 

 

 

8年前移設したためか全体的に綺麗な宿。しかし各部屋の自動ロックは秘湯宿にそぐわない。温泉は内湯大浴場に湯船が二つ、そこから露天につながり穂高が望める。

翌日は上高地明神池迄トレッキング。帰路は釜トンネル脇の洞窟風呂へ。狭いので交代で入る。たしかに窮屈だが洞窟ならではの独特の雰囲気。土日は予約しないと入れない程の人気だそうだ。

22

2007.11.10

山梨−桃の木温泉

別館 山和荘

 

13千円

 

湧暇李の里 樹園

温泉、バーベキュー等多目的宿泊施設内にあるテニスコートでハード2面。まずまずのサーフェース。朝からの本降りの雨であきらめかけていたが着いた時は上り、ハードコートが幸いして水掻してプレイすることができた。

バーベキューをやっていた若い男女のグループも後からやってきた

西山温泉以来10年ぶりの甲州山梨。川沿いの渓谷にひっそりとたたずむ秘湯感たっぷりの宿は夜叉神峠間近南アルプス入口に位置する。別館とあってか全体的に小綺麗。本館(桃栄館)の方は既に過去のものとなり廃屋の様相で対照的な趣。温泉は内湯・露天共ぬるめの源泉掛け流し。長く入っていられゆったりとできる。

夕食はカラオケステージの脇が宴席となっていることもあり乾杯の前から既に歌が始まるといういまだかつてない展開。献立に後から予想外の鰻(蒲焼)が出て和田会長もご満悦。食後は有志で麻雀にも興じるなど一味違った秘湯旅行とあいなった。

翌日は夜叉神峠トレッキング。山頂から日本第二峰の北岳を望むもその雄姿はやがて雲に覆われ姿を消す。

23

2008.6.6

6.8

東京−新島〜式根島

新島グランドホテル

20千円

パック料金

13

 

今回は最初からテニスなし。

しかしホテル内敷地にハードコート2面有り、ラケット、ボール貸与可ということで日曜朝食後やるつもりが雨で駄目

一年前に跡部さんが提案した伊豆七島の秘湯巡りが東海汽船パックツアーとして実現。船中泊を含む2泊3日は金曜夜11時半横浜大桟橋を出港。翌朝8時半新島着。新島グランドホテルチェックイン後式根島に渡り天然露天風呂、松が下雅湯→足付温泉→地鉈温泉をハシゴする。メインの地鉈温泉は大潮ということもあり海中温泉を楽しむことはできなかったが、その名の通りナタで割ったように鋭く切り立った断崖の谷間から仰ぎ見る景観は威圧感があり大自然の凄さを体感。

24

2008.10.4

群馬−湯の小屋温泉

葉留日野山荘

.4

  千円

12

 

水上高原ホテル

ホテル敷地内にハードコート4面を有する。ホテルのコートだけあって雰囲気、コートコンディションはナイス。使用料は宿を通したことでほぼ半値、これもラッキー。(12時間4200円)

 

山荘は廃校になった校舎を改築したもので当時の面影を残した素朴な雰囲気は自然豊かな奥利根の環境に溶け込んでいる。笠ケ岳・至仏山、奥利根水源の森・照葉峡等アウトドアライフの拠点としても便利な場所。温泉は源泉掛け流し、離れの温泉棟は内湯のみだが大きめの湯船と大きな窓が開放的で気持ちが良い。夕食は地の物も含めて品数もあり、自家製別注料理4品を加えて酒も進む。宿泊料1万円未満の宿としては大満足。和田会長の評価も高い。

25

2009.5.23

岐阜−新穂高温泉

水明館佳留萱山荘

14.9

  千円

0

 

無し

残念ながら第一日目は事故渋滞で到着が送れ、第二日は激しい五月雨でしたが合間に北アルプス眺望のトレッキングが出来ました。

26

2010.5.29

栃木―那須_北温泉

8

あり

初日は道の駅「友愛の森」で饂飩と豆腐揚げで昼食を取ったあと、何時も通り温泉探索GとテニスGに分かれ別行動になりました。16時頃迄に宿に着き北温泉の秘湯に浸かりました。翌日は、八幡の躑躅を見に行くもあまりの混雑で止めにし、沼原湿原の散策行きました。

27

2011.6.11

山梨―南アルプス_赤石温泉

8

無し

初日は道の駅「どうし」で饂飩と豆腐ソフトクリームで昼食を取ったあと、山中湖経由で本栖湖に行き、湖面に映える富士山を眺めることができました。いつも通り16時頃迄に宿に着き赤石温泉の秘湯に浸りました。翌日は幸いに朝から晴れており丸山林道をドライブし池の茶屋PAまで行き、そこから新緑で清々しい櫛形山頂(2052m)まで登りました。途中北岳、間岳、農鳥岳が見え、登り40分、下り20分の山行でしたが、新緑が目にしみる山の雰囲気を味わうことで楽しみました。

28

2012.6.9

群馬県赤城山_滝沢温泉

11600

8

無し

初日はあいにくの雨模様でしたので道の駅「ぐりーんふらわー牧場・大胡」でもつ煮定食、饂飩、蕎麦で昼食を取ったあと、15時頃迄に宿に着き滝沢温泉の秘湯に浸かりました。翌日は赤城山のロープウェイは30年前から運休でしたので赤城神社と覚満淵を散策しました。

29

2013.6.15

群馬県鼻曲山_霧積温泉

11000

7

無し

宿から迎えの車に乗り2.5km程、更に奥深い山陰の谷川沿いにある宿に行きました。谷川が深く、霧がしっとりと立ち込め、水車が回り、鮎が養殖されていて、周りには、本当に何もなく遊歩道もない、あるのは鼻曲山の登山口だけという秘湯です。心なしか部屋はうすら寒く、しっとりと憂いに満ちていて、優しい39の湯が沸いている秘湯らしい秘湯でした。

29

2014.7.12

埼玉県秩父_芝原温泉

13500

11

無し

いつも通り16時頃迄に宿に着き芝原温泉の秘湯に浸かりました。翌日は三峰神社に拝礼し、雲取山を眺めてから雁坂トンネルで秩父から山梨に移動して、道の駅「みとみ」で昼食をとりました。その後、楽しみにしていた「ぶどうの丘」で数人がワインの試飲をしました

30

2015.6.8

福島県湯本_白鳥山温泉喜楽園

12800

8

無し

いわき湯本温泉_白鳥山温泉喜楽園に宿泊しました。
蓮の花が香る池には錦鯉が泳いでいました。

31

2016.6.2

長野県青木村田沢温泉_泉屋旅館

10000

7

無し

秘湯の宿ではありませんでしたが、とっても泉質の良い温泉宿でした。

真田の遺跡を見学しました。

32

2017.6.5

茨城県大子温泉_奥久慈館

奥茨城村_湯の澤鉱泉

8570

 

5000

7

無し

宿泊はバイキングの奥久慈館、昼食・日帰り入浴は湯の澤鉱泉でした。

袋田の滝を訪ねました。

33

 

2018.6.26

長野県小諸市高峰高原_高峰温泉

15120

9

小堀さんが初参加

2000mの高原の宿、露天風呂が素敵でした。蓮華躑躅を散策しました。

34

 

 

 

 

 

 

 

35

 

 

 

 

 

 

 

【備考】

 ・初回メンバーは和田さん、歌代さん、跡部さん、川原さん、八子さん、小田中さん、宮田さん、桂田の8名

 ・2回目に近江さん、大迫さんが加わる。

 ・3回目に犬塚さん、富樫さん、横内さん、横田さんが加わり13名を数える(宮田さんこれ以後不参加)

 ・5回目の1998年から春と秋の年2回となる。

 ・7回目に星さんが加わって一段と賑やかになる。

            9回目に古海さんが加わり全メンバー15名となる。宿予約、車手配数などを考慮して最大15名で固定

 ・会長はこの会の発起人でもあり、温泉に造詣の深い「和田 達」さん。和田会長には混浴での温泉の正しい入

り方など多方面に渡りご指導頂くことになっております。

 ・28回でのメンバー

和田さん、歌代さん、跡部さん、川原さん、八子さん、小田中さん、宮田さん、桂田さん、大迫さん、

犬塚さん、富樫さん、横内さん、横田さんの13名。

            行先県別回数(28回現在)

福島2回、新潟3回、群馬5回、栃木6回、長野5回、山梨3回、静岡1回、岐阜2回、東京1回

【一口メモ】

            温泉とは、温泉法により次の要件が定められている

@地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス

A温度が25度以上

B温泉法が定めるラドン等19の物質のうち1種以上が基準量を含んでいるもの

 ・源泉100%とは、@水を加えていないこと A温泉を循環させて使い回しをしていないこと 

         B塩素消毒をしていないこと

            秘湯とは、「秘湯とは人なり、ひなびた温泉ではない情なくして温泉はありえない」

「日本秘湯を守る宿」の会 佐藤好億会長

 

温泉の定義 日本では温泉は温泉法と環境省の鉱泉分析法指針で定義されている。

温泉の要素温泉には以下の要素がある。

泉温

泉温は湧出口(通常は地表)での温泉水の温度とされる。泉温の分類としては鉱泉分析法指針では

鉱泉・微温泉・温泉・高温泉4種類に分類される。

泉温の分類は、や分類者により名称や泉温の範囲が異なるため、世界的に統一されているというわ

けではない。

溶解成分(泉質)

溶解成分は人為的な規定に基づき分類される。日本では温泉法及び鉱泉分析法指針で規定されてい

る。鉱泉分析法指針では、鉱泉の中でも治療の目的に供しうるものを特に療養泉と定義し、特定された

八つの物質について更に規定。溶解成分の分類は、温泉1kg中の溶存物質量によりなされる。

湧出量

湧出量は地中から地表へ継続的に取り出される水量であり、動力等の人工的な方法で汲み出された

場合も含まれる。

温泉の三要素は温泉の特徴を理解するために有益であるが、詳しくは物理的・化学的な性質等に基づ

いて種々の分類及び規定がなされている。

浸透圧

鉱泉分析法指針では浸透圧に基づき、温泉1kg中の溶存物質総量ないし氷点によって 低張性・等張

性・高張性 という分類も行っている。

温泉法による温泉の定義

日本では、1948年(昭和23年)7月10日に温泉法が制定された。この温泉法第2条(定義)によると、温泉と

は、以下のうち一つ以上が満たされる「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を

主成分とする天然ガスを除く。)」と定義されている(法的な定義による広義の温泉)。

  1. 泉源における水温が摂氏25度以上。(摂氏25度未満のものは、冷泉または鉱泉と呼ぶ事がある)
  2. 以下の成分のうち、いずれか1つ以上のものを含む。(含有量は1kg中)
    1. 溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000mg以上
    2. 遊離炭酸(CO2) 250mg以上
    3. リチウムイオン(Li+) 1mg以上
    4. ストロンチウムイオン(Sr++) 10mg以上
    5. バリウムイオン(Ba++) 5mg以上
    6. フェロ又はフェリイオン(Fe++,Fe+++) 10mg以上
    7. 第一マンガンイオン(Mn++) 10mg以上
    8. 水素イオン(H+) 1mg以上
    9. 臭素イオン(Br-) 5mg以上
    10. 沃素イオン(I-) 1mg以上
    11. フッ素イオン(F-) 2mg以上
    12. ヒ酸水素イオン(HAsO4--) 1.3mg以上
    13. メタ亜ひ酸(HAsO2) 1mg以上
    14. 硫黄(S)[HS-,S2O3--,H2Sに対応するもの] 1mg以上
    15. メタホウ酸(HBO2) 5mg以上
    16. メタけい酸(H2SiO3) 50mg以上
    17. 重炭酸ソーダ(NaHCO3) 340mg以上
    18. ラドン(Rn) 20×10-10Ci以上
    19. ラジウム塩(Raとして) 1億分の1mg以上

鉱泉分析法指針による分類環境省の定める鉱泉分析法指針では「常水」と「鉱水」を区別する。

湧出時の温度が摂氏25度以上であるか、または指定成分が一定の値以上である場合、これを「鉱水」と分類

する。

泉温

鉱泉分析法指針では湧出または採取したときの温度により以下の四種類に分類される。

1.      冷鉱泉 - 摂氏25度未満

2.      微温泉 - 泉摂氏25度以上摂氏34度未満

3.      温泉 - 摂氏34度以上摂氏42度未満(狭義の温泉)

4.      高温泉 - 摂氏42度以上

液性の分類 - pH値

湧出時のpH値による分類

1.      酸性 - pH3未満

2.      弱酸性 - pH3以上6未満

3.      中性 - pH6以上7.5未満

4.      弱アルカリ性 - pH7.5以上8.5未満

5.      アルカリ性 - pH8.5以上

浸透圧の分類

溶存物質総量および凝固点(氷点)による分類

1.      低張性 - 溶存物質総量 8g/kg未満、氷点-0.55℃以上

2.      等張性 - 溶存物質総量 8g/kg以上10g/kg未満、氷点-0.55℃未満-0.58℃以上

3.      高張性 - 溶存物質総量 10g/kg以上、氷点-0.58℃未満